情報の世界に飛び出すための「パスポート」。それが平成21年から始まった国家試験の「ITパスポート試験」です。
本学では、平成20年度に入学した皆さんから、「ITパスポート試験」を在学中に受験していただき、情報大卒業生としての学士力を高める教育を強化することになりました。

本学は平成18年度から「総合的キャリア教育」を体系化し、皆さんの卒業後の進路選択を支援する仕組みを発足させました。
「総合的キャリア教育」では、授業科目を通して、学生の皆さんが「なりたい自分」や「なれる自分」について考え、満足のいく進路選択ができるようにさまざまな取り組みを行なっています。
その中の「専門及び基礎能力と資格取得」に該当する「情報基礎科目」分野は、ITの基礎を習得する科目群として位置づけられています。本来、資格取得を目指す科目群であり、平成21年度から導入される国家資格試験の「ITパスポート試験」の試験内容と重なる部分が多いために、これを機会にこの試験を全員に受験していただき、情報分野に関する導入の取得資格とすることになりました。

ITパスポート試験水準の知識は、本学の学生として、最低限必要な知識ですので、この試験に合格するという目標を持って授業に臨んでください。そのようにすれば、自ずとITの基礎知識習得の強化が図れると確信しています。
なお、授業科目の中でITパスポート試験の対策を図っていますが、それだけでは不十分だと思います。皆さん自身が将来を見据えて、自己学習に励むよう心掛けてください。
この取り組みは、皆さんのキャリア形成に必要かつ有効であると判断し、実施することにしました。今後、社会において大いに活躍するために、十分役立つことと確信していますので、合格を目指して積極的に取り組んでください。

総合情報学部長