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心理・教育 × ちば地域構想


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第6回目は、「ちば地域構想コース」。
藤原丈史先生と対談しました。

コーヒーブレイク

対談前に藤原先生こだわりのエスプレッソマシーンでエスプレッソをおもてなしいただきました。

研究室にはエスプレッソマシーン他、ギターやスロットマシーンなどがあり、遊び心ある快適な研究室でした。
藤原先生のおちゃめな一面も垣間見れました。

藤原先生の経歴

小早川:研究室の様子から藤原先生は様々なことに興味があるようですが、現在の研究分野にたどりついたきっかけは何ですか?

藤原:私が小学生の頃はファミコンが全盛期でした。とはいえ、教育方針か家庭の事情かは知りませんが、ぜんぜん買ってもらえず、「それなら自分で作ろう!」と。そこで家に眠っていた兄のお下がり(といっても早々に飽きただけ)のパソコン(MZ-80K2:シャープの有名な8bitコンピュータ)を使い、見よう見まねでゲームを作っていました。
 当時はスーパーマリオブラザーズが流行っており、マリオをねずみに見立てて作りました(笑)今思うと無我夢中でゲームを作ったことでいつの間にか「自分で生み出す力」が養われ、今の自分のベースになっているのかもしれませんね。それもあってか、情報工学の高専に進学し、経済学部に3年次編入しました。

小早川:情報工学から経済学部に編入したんですか。だいぶ大きな転換ですね。なぜ経済学だったのですか?

藤原:そうおもいますよね(笑)
なぜ経済学かというと、「お金がほしい!」という単純な理由でした(笑)
僕のうちはお金がなくて、経済や経営をしっかり学べばお金持ちになれると純粋に思っていました。また、高専で学んだ情報工学は、何かを活かす優れた道具であり、それをどう応用して使っていくか、という対象のひとつとして経済学を選びました。
その後、大学院修士では経済学を、博士は統計学を専攻し、青山学院大学で2年間の助手を経て、現在情報大で勤務しています。

藤原先生の研究分野

小早川: 「道具」としての学問である情報工学と、実生活に通じる「実学」としての経済学を学ばれたということですか。では、現在の藤原先生の研究分野は具体的にはどのようなものですか?

藤原:そうですね。情報をどう集めて、まとめて、処理をして、どう情報公開をするか。実はそのどれをとっても面白い研究テーマなのですが、僕の場合は、吸い上げたデータをどう人々に有益な情報としてアピールするか、PRするかということに着眼をおいています。その一役を担っているのがネットワークです。さまざまな調査や情報公開もいまやネットワークを通じて行われています。
なので、ネットワークを通じたデータ収集と情報公開の方法の研究、そしてそのデータを処理・分析するために、そのツール自体も研究開発しています。多くの研究者はせまく深くというのが普通ですが、僕は「広く中くらい」というところですかね。

小早川:情報をどのように人から集めて、どのように人にアピールするか、ですか。
ちば地域構想コースという名前からは、コンピュータをガンガン使うイメージがありませんでしたが、ツールやしくみを開発することで、人と情報を結んでいるんですね。

ちば地域構想コースとは

小早川:藤原先生は興味の幅が広いようですが、ちば地域構想コースで学べる内容も幅広かったりするのですか?

藤原:コース名に「ちば」とついていますが、決して狭く限定はしていません。
 多くの人は、自分の住んでいる地域にはあまり興味関心がありません。自分の住んでいる地域を構想していこうと考えたときに、初めて普段はどうすごしているかなと、はたと立ち止まって考えます。

千葉市で日本一の『加曾利貝塚』
(「ちばの観光まるごと紹介より転載」)

藤原:例えば、小早川先生、千葉市で日本一なものをご存知ですか?

小早川:うーん…。のりなどの食べ物ですかね…?全然わかりません。

藤原:残念、食べ物ではありません!
答えは「加曾利貝塚(の面積)」です。

あとは、「人工海浜の距離(千葉港に造られた人工海浜(いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜の総延長))」も日本一なんです。まあ、どちらもちょっと地味ですけどね(笑)

小早川:へえ、千葉市は確かに埋立地が多いですし、広いですからね。納得です。でも日本一とは初耳でした!
それから貝塚ですか。食べ物っていう発想しかなかったなあ。

『千葉港に造られた人工海浜(いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜)の総延長』が日本一

藤原:ではもう1問!他の都市と比べて千葉市が日本一の消費量の果物はなんでしょうか?

小早川:うーん、…梨ですか?ふなっしーだけに。・・でもあれは船橋市のキャラクターでしたっけ。

藤原:ブブー。小早川先生、残念。実は「グレープフルーツ」なんです(都道府県庁所在市及び政令指定都市2011~2013年総務省「家計調査」の平均)。
これは全国消費平均の倍以上千葉市では食べられている果物です。なぜかという理由まではわかりませんが、「なぜ」と思うことが大事なんです。
その「なぜ」に、ちば地域構想コースはその先を考えます。

例えば消費量が多いグレープフルーツを使って、スイーツを作ったり、グレープフルーツをキーワードに千葉市を対外的にアピールするという視点で企画立案からシステム構築までしてく、てなことが考えられるわけです。

小早川:先ほど仰っていた、「情報を集めて、それをどのようにアピールするか」の具体例ですね。グレープフルーツを、どういう風にアピールできるでしょうね。面白そうです。

藤原:ちなみに「ゆるキャラ」も地域活性のひとつのツールですよね。
千葉県は皆さんご存知のとおり「チーバくん」です。
その他市町村・各種制度やイベントキャラクターもたくさん出ています。
皆さんもチェックしてみてください!

☆【千葉県】ご当地キャラクター
(「ちばの観光まるごと紹介」より)

心理・教育 × ちば地域構想

小早川:「地域構想」と心理学のつながりを考えていて思い出したんですが、人がつながりをもてる人数はおよそ150人が限界であると、イギリスの人類学者ロビン・ダンバーが述べています。
 何となく少ないような気もしますが、この数字は実際に接触する「リアル」で「強いつながり」を持つ人の数でしょう。今はつながり方も多様化していますし、もしかしたらちば地域構想コースで学ぶようなWeb・ネットワークをツールとして生かすことで、この数を増やしてしまうような力があるのではないかと感じました。ちば地域構想コースでの学びによって、情報を活かせる形にすることで、人と人とのつながりをもっと広げられるかもしれませんね。

藤原:そうですね。人とのつながりでいえば、今、千葉市は独居老人数が千葉県内第4位です。また、人口も頭打ちです。人はまちの活力ですからこれから千葉市の定住人口を増やすためにはどうしたらよいか?という課題もでてきています。そこで実際の声を聞きに現場に行き、何が問題かを分析し、解決策をさぐる必要があります。ただ、若い人を増やすだけでなく、今住んでいる人も大切にしていかなきゃだめですよね。
 また、ちば地域構想コースの教員が中心となっている集中講義「地域構想演習」では、「大学周辺を再発見!」というお題で地域活性化を図ります。例えば、農家の人の話しを実際に聞き、土地の歴史を探ったり、地域でどのような役割を担っているかなどなど、さまざまな調査・分析を行って、地域MAPを作成、情報発信をしていく授業を行います足でかせいだ情報や解決策をネットワークを介して発信していくことで、リアルなつながりがもっと増える可能性はありますね。

小早川:コンピュータやWebの情報と、人間同士のリアルな情報を結びつけるような、面白い学習内容ですね。

ゼミの特徴

小早川:先ほど藤原先生の研究は「狭く深く」よりも「広く中くらい」と仰っていましたが、ゼミも同じように広いテーマを扱うんですか?

藤原:テーマに関していうと実は何でもOKです。もちろん僕の専門外のことはアドバイスに限界はありますが、研究テーマについては、学生自身が興味を持ったものであれば思う存分研究してもらって構いません。
なので、興味の幅が広い人や何でもやりたい人に向いていますね。このコースは、どのコースとかけあわさっても可能性が広がるコースです。いわば「接着剤」のような役割なので、好奇心旺盛な人、大歓迎です。

藤原先生からのメッセージ

普段気づかないところに焦点を当ててみてください。人と同じことをするというより、自分の視点をちょっと変えてみる。
それだけで、発見があるはずです。

★好きな言葉
「武士は食わねど高楊枝」
意味:たとえ貧しい境遇にあっても、貧しさを表に出さず気位を高く持って生きるべきだということ
(また、やせ我慢することのたとえ)

こんな人を求む!

「Webプログラミング」をやりたい人も募集しています!

一見、地域構想と相反する分野ではないかと思いますが、コンテンツ開発が地域構想には一番欠かせない分野であり、大きなツールとなります。

一緒にコンテンツ開発を通じて地域問題を解決していきましょう!

ちば地域構想コース教員

★地域再発見とまちづくり系:櫻井 尚子先生
★個人情報と情報セキュリティ系:畠中 伸敏先生
★情報の収集・分析・発信系:藤原 丈史先生
★地域活性化系:吉田 彰先生

★ちば地域構想コースの紹介はこちら