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佐原三菱館と地域金融について語る公開講座「地域連携フォーラム2018」を開催しました


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東京情報大学・香取市 地域連携フォーラム2018

佐原三菱館が語る銀行統制の時代 ~香取で隆盛を誇った旧川崎銀行を辿る~



 本学と香取市は、平成24年度に締結した地域連携協定に基づく研究プロジェクトの成果発表会として、平成31年1月24日に東京情報大学・香取市共催による地域連携フォーラム2018『佐原三菱館が語る銀行統制の時代~香取で隆盛を誇った旧川崎銀行を辿る~』を開催しました。

 本フォーラムは、佐原中心市街地のシンボルである「佐原三菱館」の前身である旧川崎銀行佐原支店の歴史を紐解きながら、日中・太平洋戦争下における国による銀行統制時代の北総における銀行と経済の隆盛を振り返り、地元のシンボルへの愛着を深める一助となることを期待して開催するものです。

 当日は香取市を中心とした市民の方々及び関係者を含め、147名にご参加いただき、活発な議論が取り交わされました。
 先ず第一部の講座として、本学総合情報研究所・所長である堂下浩教授により「戦時下の銀行統制が地域経済に与えた影響」をテーマに千葉県内における戦前・戦中における銀行統合の歴史について解説されました。
 続いて第二部のパネルディスカッションでは、戦前の貯蓄銀行や地域金融について造詣の深い進藤寛氏(茨城大学名誉教授)と、当館の歴史に詳しい川崎善保氏(川崎定徳株式会社監査役)が参加し、「川崎銀行が佐原に荘厳な支店を築いた背景と三菱銀行に吸収された経緯」について、議論が行われました。パネルディスカッションの後半では、来場者から沢山の質問が投げかけられるなど、市民による佐原三菱館への関心の高さが改めて認識されました。

第一部・講演の様子(講師は東京情報大学・堂下浩 教授)

第二部・パネルディスカッションの様子(右側から茨城大学・進藤寛 名誉教授、川崎定徳株式会社・川崎善保 監査役)

 さらに、旧・川崎銀行佐原支店に勤めながら戦争中に兵役につき、戦後シベリア抑留中に亡くなった元行員の遺族が川崎銀行を巡る貴重な品々を持ち寄るなど、本フォーラムの開催をきっかけに資料の極めて少ない川崎銀行を研究する上で重要な資料を発掘することもできました。

 今後も東京情報大学は、香取市の地域づくりと市民協働に関わりながら、地域貢献に努めて参ります。併せて、千葉県における地域経済の歴史を考える上で欠かせない川崎銀行についても調査を深めて行く所存です。


【香取市による講評】

 香取市は貴学との連携を通して、市民協働によるまちづくりの推進を図るため、香取市をフィールドとして持続可能な地域・市民一体型のまちづくりの研究の専門家である大学関係者との市民交流を実施し、市を広くPRするための効果的な情報「プロジェクト香取」として大学の研究成果を地域振興に役立てることができ感謝しております。
 これまでも貴学のご尽力によりいくつかの連携事業を実現することができましたが、この度、その研究成果として、銀行統制の時代を題材に、戦前の本市で隆盛を誇った旧川崎銀行の歴史をたどる講演とパネルディスカッションを行い、約150人の方々が参加していただきました。堂下教授・関係職員及びゼミの学生の皆様、誠にありがとうございました。
 今後において、かつて醸造業や利根川水運の物流拠点として栄えた地域の経済を支えた金融機能の歴史史実を今後どのように現代に生かし、地域社会の魅力を高めるための活動に寄与されるか期待しております。