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看護師



“一次予防に携わりたい” 保健師として地域に心を配る

向島保健センター

宇野 紗矢
2023年 看護学部看護学科 卒業
千葉県/君津高等学校卒業 出身


看護師から保健師へ。実習によって変化した気持ち

医療事務をしている母の影響から、看護師を目指して東京情報大学へ。将来に役立つと考え、1年次から保健師の資格取得にも取り組みました。その後、病院での実習を積み重ねる中で芽生えたのが、“一次予防に携わりたい”という思い。実習の際、生活習慣病で入院する患者さんと接する機会が多く、生活習慣の改善や健康教育の指導によって、病気の発症を未然に防ぎたいという気持ちが強くなり、看護師から保健師を目指すようになりました。
現在は向島保健センターに勤め、母子保健や精神保健に携わっています。母子保健では、ご家庭への訪問や健診を通じて、赤ちゃんの発育や健康状態を確認。初めての育児に悩むお母さんの相談に乗ることも多く、不安を解消できるよう努めています。精神保健では、精神疾患を抱えながらも地域で自分らしい生活が送れるようサポート。一人ひとりに合わせた支援を心がけています。今後も地域住民の方々の健康に寄与できるよう、心を配り続けていきます。

乳幼児健康診査では、おもちゃを使いながら発育や成長度合いなどを確認します。

1日のお仕事の流れ

8:15出勤。メールや業務の確認
8:30朝礼
9:00新生児訪問やカルテづくりなど
12:00 お昼休憩
13:00乳幼児健診
16:00ケースワークなど
17:15退勤

情報大を選んだ理由

看護師を目指していた高校生の頃に訪れたのが、情報大のオープンキャンパスでした。その時に、ベッドから車いすへの移乗介助を体験。初めての体験でしたが、指導してくださった先生方の丁寧な説明や温かな心配りが印象に残り、“ここで看護を学びたい”と強く思いました。入学後、看護領域とともに保健師領域の学びを深められたことで、病気を未然に防ぐ、今につながっています。

大学時代の思い出

卒業式の写真。卒業後に保健師として働くことを一番喜んでくれたのは母でした。

看護技術を培う授業が印象に残っています。授業では、学生が看護師役と患者役に分かれて、点滴の練習や体位移動などを体験。患者さんの立場になったことで、サービスを受ける側の気持ちを深く知ることができ、それが今の保健サービスの面でも大いに役立っています。卒業論文では、「虐待予防のための特定妊婦への効果的な支援方法の検討」をテーマに研究。妊婦期からの支援について考察できたことも今の仕事に役立つ経験です。