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システムエンジニア


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答えのないテーマに、システムで答える。

キヤノンITソリューションズ株式会社

中平 大地
2021年 総合情報学部総合情報学科 卒業
埼玉県/私立本庄東高等学校 出身


培った思考力によって、緻密にシステムを設計
短期大学を卒業して、さらなるステップアップを目指して本学の3年次に編入学しました。 “ここでならやりたいことができる”と考え志望したのが、マッキン先生の研究室でした。研究室では「芸術とは何か?」そんな答えのないテーマに対して、学生同士でディスカッション。意見をまとめて実際にシステムに落とし込む経験を重ねてたことで、思考力が身についたと実感しています。
現在は、システムエンジニアとして、電力会社のシステム開発に携わっています。たとえば、ご家庭に届く電気料金表を見やすくするためには、数字の印字位置を100分の1ミリ単位で調整することが求められます。このような緻密なシステム設計を繰り返し、実際にカタチになった時には大きな達成感があります。業務はチームで行うため、研究室での日々や培った思考力が今の支えになっています。今後は、技術面の向上はもちろん、全体の業務を見渡すことのできるチームリーダーになることが目標です。

チームの意見を踏まえながら、自分の意見も主張し、システムの設計や開発に取り組んでいます。

【1日の流れ】
09:45 出勤
10:00 朝会、ミーティング
10:30 会計システム開発
12:00 昼休憩
13:00 システムトラブルなどの対応
15:00 休憩
15:10 会計システムの開発
17:30 夕会、ミーティング
18:15 退勤

情報大を選んだ理由

決め手になったのが、特徴的なゼミでした。情報系のゼミは、一人で黙々とPCを向き合うイメージがありましたが、マッキン先生の研究室は、グループワークが中心。芸術の本質をシステムで探るという難題に取り組んだ際には、芸術に感動する人の感情に着目し、感情や個性の形成過程をシステム上で構築することにチームで挑戦しました。自由度が高いがゆえに、もがきなら設計や開発を行いましたが、自分自身を成長させるかけがえのない日々だったと実感しています。

大学時代の思い出

卒業研究で「音源分離と音声認識を用いた歌詞自動生成システム」に取り組んだことです。サブスクリプションで音楽を聴く際に歌詞が分からないことに不満を覚え、システムで解決することを目指しました。歌詞自動生成の精度は、90%以下と悔いの残る結果でしたが、自分の身近なテーマに取り組むことができ、解決に至るまでのシステムを開発できたことに大きな喜びを感じました。