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ネットワーク・セキュリティ基盤研究室



高度情報通信ネットワーク社会を支えているのは、ネットワークとセキュリティの基礎理論と基盤・応用技術です。ネットワーク制御理論や暗号理論などのネットワークとセキュリティの理論的な側面に加えて、最先端の実用的な技術について学ぶことができます。
マルウェア IoT 新世代ネットワーク 暗号理論 生体認証
コンピュータウィルス サイバー攻撃 プログラミング アルゴリズム etc.

I o T センサネットワーク がお年寄りを守る

■1 万円でお釣りがくる見守りシステム
簡易的なコンピュータとして使える、お菓子のような名前の電子部品RaspberryPi(ラズベリーパイ)。私たちはこれに超音波センサを組み合わせ、0 . 5 秒ごとに人の動きを感知することで、お年寄りの安否を確認できる「見守りシステム」を作りました。Raspberry Piと超音波センサのシステムが9,000円程度。一般的なセキュリティサービスが年間数万円の使用料がかかることを考えると、随分安い見守りシステムだと思いませんか?このようにいまは、パソコンや携帯だけでなく、あらゆるモノとモノがつながって、情報をやり取りできる時代。その分ネットワーク・セキュリティの重要度も増しています。
■情報のプライバシーも守る
携帯電話、スマートフォン、T w i t t e r 、F a c e b o o k 、カメラなどのGPS情報により、自分の位置を特定され犯罪被害にあう危険性があります。このようなプライバシー問題が起こらないよう対策も研究しています。
■情報を守るための知恵を学ぶ情報を守るためには、暗号に変換してから情報のやり取りをう「暗号化」や、ひとつの情報をバラバラにして管理する「秘密分散」などさまざまな技術があります。この研究室ではネットワークやシステムの設計だけでなく、そうした情報セキュリティについても学ぶことができます。
学びの3ポイント
POINT 1
ネットワークの基礎から応用へ
ネットワークの基礎理論・基盤技術から知識を少しずつ積み重ねていき、あらゆるモノがつながるI o T 時代で活躍するためのスキルや実践力が自然と身につきます。
POINT 2
安心・安全な情報通信社会に
暗号理論、符号理論などの情報セキュリティ対策基盤技術の知識とそれを道具として利用する能力を身につけ、安心・安全な情報通信社会の実現をめざします。
POINT 3
物と物をつなげ、人をつなげる
R a s p b e r r y P i( 小型コンピュータ)やW i - F i D i r e c t( 新しい無線L A N の方式)などを用いて、モノとモノとがつながるプログラミングを学べます。

PIC UP 授業
暗号理論
インターネットやオンラインバンキングの安全を守っている現代暗号(公開鍵暗号、デジタル署名、楕円曲線暗号など)と、その考え方について基礎から学ぶことができます。それぞれの暗号が生まれた背景と、その特徴、活用されている場面などを理解していきます。
情報通信ネットワーク論
情報通信ネットワークは日々進化し、インターネット、携帯電話網、センサネットワークなどのさまざまなネットワークが利用されています。ネットワークの基盤技術からI o T(Internet of Things)などの最先端技術に至るまで、幅広く学んでいきます。
■めざす資格
CCENT
CCNA
CCNP
LPIC Level 1~3
基本情報技術者
ネットワークスペシャリスト
情報セキュリティスペシャリスト
など
■めざす進路
ネットワーク技術者
セキュリティ技術者
システムエンジニア(SE)
プログラマ(PG)
情報技術系公務員
教員・研究者
など
■卒業論文テーマ(例)
・コンテンツ指向ネットワークにおけるストリーミング再生を考慮したキャッシング方式
・センサネットワークにおける電池残量に基づいたクラスタリング方式
・API呼び出しとそれに伴う経過時間とシステム負荷を用いたマルウェア検知手法
・Raspberry Piによる高齢者安否確認システムの開発