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システムデザイン研究室



世の中を便利にするシステムを作るには、技術だけでなく利用者がかかえる問題を理解し、問題を解決できる仕組みを設計する能力が必要です。「ものづくり」に対して「もの」だけでなく、「利用者」や「社会」などを考えながら広い視野で情報システムをデザインできる技術者を養成します。
システム開発 サイバー攻撃 生物情報処理 進化型計算 アルゴリズム
コンピュータウィルス サイバー攻撃 プログラミング 情報理論 etc.

サイバー犯罪に強いシステム設計とは?

■増加するサイバー犯罪に立ち向かう
最近「コンピュータウィルスの感染により、企業や官公庁の機密情報が外部に流出」といったサイバー犯罪の報道をよく目にします。
一般的にサイバー犯罪を防ぐには、ウィルス対策ソフトを導入する、セキュリティに対応した最新のシステムを使うといった方法が取られます。
しかし、それだけではなく、仮に被害にあった場合でも「犯罪捜査」ができる機能が設計されているシステムが必要と考えます。
■犯罪捜査ができるシステム機能
基本的にサイバー犯罪の捜査は「デジタルフォレンジック」と呼ばれ、ドラマや小説で目にする警察の犯罪捜査によく似ています。犯罪被害が確認されたら、ハードディスクに取り出し「現場を確保」。次に、システムログや通信ログを解析し「犯人の足取り調査」をします。さらに、削除されたファイルの痕跡や犯人が使用したウィルスなど「証拠を調査」します。
サイバー犯罪にあってしまったとき、これからの調査ができる機能をもったシステムが必要なのです。
■攻撃後も視野に入れたシステム設計を
攻撃を防ぐだけでなく、攻撃された情報の分析までを視野にいれることで、その情報は今後のセキュリティ対策に活用され、社会全体の情報システムをより安全にしていくのです。

学びの3ポイント
POINT 1
企業と連携、実践的な講義
企業との協力・連携による講義や共同研究を通じて、大学の学問としての知識と、企業の実践的な技術を統合して学ぶことができます。
POINT 2
人のためのモノ作りを学ぶ
本当に役に立つ情報システムを設計するために、モノ作りの技術だけでなく利用者がかかえる問題の分析や解決提案の考え方・方法についても学びます。
POINT 3
安全で安心なシステムを
便利なのは当たり前。サイバー攻撃やセキュリティ事故への対応方法や問題点を産学連携で研究し、便利なだけでなく安全で安心な情報システムを学びます。

PIC UP 授業
産学連携特別講義
株式会社日立システムズとの連携により、サイバー犯罪の調査方法(デジタルフォレンジック)を行い、ハッキングされたコンピュータやウィルスの分析技術について学びます。また、ハッカーの攻撃手段やウィルスの種類を解析する技術について、実際に演習を行います。
ロジカルシンキング
日立インフォメーションアカデミーの協力により、システム開発における問題分析や解決方法を考案する思考方法について学びます。ものづくりの企画段階の知識と技術を学ぶことで、本当に必要なシステムとは何かを意識したシステムづくりについて考えます。
■めざす資格
基礎情報技術者
応用情報技術者
情報セキュリティマネジメント
など
■めざす進路
システムエンジニア(SE)
セキュリティエンジニア
システム管理者
カスタマーエンジニア
など
■卒業論文テーマ(例)
・Word Embeddingを用いた意味解析精度の向上およびセキュリティトレンド抽出機能の開発
・問題解決型学習システムPBLの設問自動生成機能の開発
・衛星画像データ解析システムにおける分散処理基盤「Hadoop」の導入研究
・プログラミング構造形式化のマルウェア制的解析への適応法の研究
・リテラシー教育のためのインターネットにおける炎上体験システムの試作