グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


NEWS

【総合情報学科】農福関連事業における精神的障がい者支援アプリケーションを開発しました


トマトの脇芽データ検出

トマトの脇芽データ検出

総合情報学科の朴鍾杰教授の2024年度におけるゼミ活動では、NPO法人八峰会が支援する障がい者が健常者と同様に農作業に従事できるようAI 技術を活用して支援するAI アプリケーション開発に取り組みました。

2024 年5 月にNPO 法人八峰会から、AIを用いた農福管連サポートへの協力依頼を受け、6 月から10 月まで学内で育てているトマトの成長段階に合わせた脇芽のデータ、11 月には朴教授のゼミで岩窪農場でトマトの脇芽のデータとイチゴのランナーのデータ収集を行い、AIアプリケーション開発に必要なラベリング作業を開始しました。

トマトの脇芽は収穫に不要な枝で早期に除去しないとメインの枝との区別が困難になり、また、イチゴのランナーは株の増殖には寄与するものの、ビニールハウス内で決められた苗の配置を乱し、不要な養分を消費してしまう恐れがあります。
そこで、朴教授のゼミでは、このような簡単に見える作業であっても、十分な経験がないことによる損失を生まないように支援するためのAIアプリケーションの開発に取り組みました。

本プロジェクトに参加した学生14名は、自身のAIスキルを使って社会的弱者である障がい者を支援する目的で集い、障がい者が社会で活躍するための第一歩として農福関連事業に取り組みました。学生達は、農作業の現場で感じたことや必要とされるサポートを理解し、研究室に戻りAI アプリケーション作成に励み、その結果、トマトの脇芽検出はほぼ 100%に近い精度で可能なアプリケーションを開発できました。
今後、開発したアプリケーションをアンドロイド版に移植することによって、誰でも簡単にスマートフォンのカメラを介して、トマトの脇芽検出を可能にしていきます。

なお、いちごのランナーの検出については今後、更にデータを取得し、検出力100%を目指していきます。

  1. ホーム
  2.  >  NEWS
  3.  >  【総合情報学科】農福関連事業における精神的障がい者支援アプリケーションを開発しました
受験生サイト