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3/19(土)ヘルスケア実践研究センターオープニング記念講演会が開催されました


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金子仁子センター長

金子仁子センター長

2022年3月19日(土)にヘルスケア実践研究センターオープン記念講演会を開催しました。鈴木昌治学長挨拶、続いて金子仁子(まさこ)センター長から同センターの設立趣旨、今後の活動予定が説明されました。
 講演第一部として認知症介護研究・研修東京センター副センター長(兼)研究部長 永田久美子先生より「認知症 とともに生きる:超高齢社会の活路を拓く~地域づくりの最前線に学ぶ~」が行われました。ご講演では、認知症をめぐる我が国の歴史的背景、令和元年に制定された「認知症施策推進大綱」及び大綱が掲げる「認知症の人が、尊厳と希望を持って認知症と共生できる社会」の実現に向けた具体的な取り組みについてお話しされ、特に認知症の方が希望や意見を発信しながら地域社会の中で活躍する活動をご紹介いただきました。
 次に講演第二部として、朝日新聞社東京本社総合プロデュース本部プロデューサー 坂田一裕先生より「報道機関は認知症をどうとらえているのか ~マスコミや社会の見方を変えている本人発信の力~」が行われました。ご講演では、認知症の方の全行動を制御するのではなく、その人が求める支援を行うことへと変化しており、朝日新聞では「あてもなくうろうろ動き回る」ことを意味する“徘徊“という言葉を2018年3月25日から記事に使用しないこととなった事や認知症の方はケアを受ける方というではなく主体的に人生を生きる方と捉えた取り組みを行っていることについてご紹介頂きました。
2つのご講演からこれから高齢化社会の進展に伴い、誰でもが認知症と直接向き合う重要性が増しており、今後認知症の方の人としての可能性や希望にむかった地域ぐるみの支援の大切さについてご講演いただきました。
 今後、本センターにおいて地域の方とともに歩むコミュニティ・カフェをはじめとした事業の指針となる講演会となりました。

永田久美子先生

永田久美子先生

坂田一裕先生

坂田一裕先生