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教育体系



学部長・学科長メッセージ
現代の複雑な情報社会をリードできる
高い実践的知識と創造力をもった人づくり

東京情報大学 総合情報学部長 圓岡 偉男

 総合情報学部では、現代の情報社会をリードできる優れた人材を育成するために、情報に関わる知識や技術を多角的に深く学ぶ環境を用意しました。それが「3学系制」と「研究室制」による、きめ細かい指導体制です。
 いまや情報通信技術をはじめ人工知能などの科学技術の発達は著しく、その結果、私たちは、これまでにない複雑な構造をもった社会のなかに置かれています。これに対応するには、高度な専門的知識にもとづく深い洞察力が必要です。
 現代の情報社会は、コンピュータなくして語ることはできません。しかし、コンピュータに関する学びが「情報の学び」のすべてではありま
せん。本学部では、コンピュータや情報通信技術の学びのほかに数理科学や統計学的手法にもとづく「データ解析」、さらにはC GやW e bデザインなどをはじめとする「情報メディア」に関する学びも提供します。「情報」を多角的に学ぶ場としての“総合情報学部”たるゆえんが、ここにあります。
I C T の新技術を学び、未来を見据え、
活躍できる人材を育んでいきたい

東京情報大学 総合情報学科長 井関 文一

皆さんはハイプ曲線というものをご存知でしょうか? ハイプ曲線は世界的に有名なITコンサルティング会社であるガートナーが提唱する、さまざまな技術とその社会的注目度を表す曲線です。2018年度版の先進技術に関する分析では、2,000以上の先進技術の中から現在最も有望視されている35の技術について、その社会的注目度の時間経過をグラフ化しています。そこで取り上げられている先進技術は殆どがI CT関連のものです。
 一方、経済産業省が公表している「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(2016) によれば、2019年を境にIT人材の供給が減少する一方で需要は右肩上がりの伸び、2030年に不足するIT人材の数は約59万人(中位シナリオ)と予測されています。総合情報学科は、ハイプ曲線に示されるような先進技術をベースにした情報化社会に向け、将来不足するであろう高度なICT技術を持った人材を育成する学科です。ぜひ皆さんの将来の選択肢の一つとして考えてみてください。
教育体系
「体験して選択する」。それが、総合情報学部の教育体系の一番の特徴です。
1年次前期の基礎教育を経て、情報学の基礎と各学系の特色を学び、1年次後期、2年次前期、2年次後期と段階的に学びたい専門を深めていきます。
POINT1
幅広い専門性

理系から文系まで、総合情報学部には14の多彩な研究室があります。
POINT2
段階的な専門選択

各学系・履修モデル・研究室の基礎を学びながら段階的に専門を選択します。
POINT3
2年半の研究室活動

2年次後期から研究室に所属することができるため、長期にわたって高度な専門研究を行うことが可能です。

1年次前期 1年次後期 2年次前期 2年次後期~ 4年次
学びの基礎を育み、
学系を選択
各学系の基礎を学ぶ 各学系内の履修モデルから
ひとつ選択
研究室に所属する
基礎教育 情報システム学系 システム開発 システムデザイン研究室
ゲーム・アプリケーション研究室
ネットワーク ネットワーク・セキュリティ基盤研究室
ネットワークシステム研究室
人工知能・ビッグデータ 知能情報システム研究室
環境情報研究室
数理情報学系 数理情報 数理情報研究室
データサイエンス研究室
社会情報学系 メディアデザイン 映像・音響研究室
ゲーム・CG・Webデザイン研究室
メディア文化研究室
経営イノベーション 経営イノベーション研究室
人間情報 心理学研究室
スポーツ科学研究室
総合情報学部総合情報学科は、教育目標及び人材育成の目的を達成するために3つの学系(「情報システム学系」「数理情報学系」「社会情報学系」)を設置しています。また、各学系には、専門の研究分野に分けて研究室を設置しています。2年次後期から研究室に所属しますが、その研究室が必要とする専門的な基礎・応用の知識・技術が修得できるように履修モデルを設けています。
研究室選択までのステップ
2段階の選択によって専門分野を決める独自のカリキュラムで、学びを着実に深めることができます。
1年次前期
どのような分野が学べるかを理解し、4 年間の土台をつくります コンピュータの基本的なソフトの使い方や、情報を扱う上で欠かせないモラルやセキュリティに関する知識を「基礎教育」で修得します。「総合情報学概論」では、1年次後期の学系選択、2年次後期の研究室選択の準備として、3 学系1 4 研究室の学びについて理解を深めます。1クラス10人程度で行う「基礎演習」では、大学で専門知識を着実に積み上げるための基礎を身につけます。
↓学系選択
1年次後期~
2年次前期
3 つの学系から1 つを選び、専門的な研究に向けた基礎を学びます 「情報システム学系」「数理情報学系」「社会情報学系」から1 つを選択し、研究室で専門的な学びに取り組むための基礎知識を学びます。講義科目と演習科目が連動したカリキュラムで、知識と実践を結びつけながら学習し、着実に力を磨きます。「学系基礎演習」では、研究室選択に向け、きめ細かな少人数指導を行います。
↓研究室選択
2年次後期~
4年次
2 年半にわたって研究室に所属し、高度な専門研究に挑みます 研究室に所属し、2年半にわたって専門研究を行います。本学では、一般の大学で3年次や4年次から始める研究室での本格的な研究をいち早くスタートさせることで、十分な準備期間をかけて研究に取り組めます。研究室には複数の教員が所属し、最終的には各教員の指導を受けて自分のテーマを追究できます。

基礎教育について

全学共通科目 全学基礎科目 現代実学 必修
スポーツ 選択必修
外国語 必修/選択必修/選択
共通科目 共通基礎科目 基礎演習 必修
総合基礎 人文 選択
社会 選択
自然 選択
特別講義 選択
知識創造 選択必修
実用語学 選択必修/選択
情報基礎科目 必修
キャリアデザイン科目 選択
全学共通科目
全学共通科目は、大学で主体的に学ぶための力を養う現代実学科目、スポーツ演習に加え、語学力を身につけます。
学生として必要とされる知識と教養を養うとともに、学習方法および国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力の習得を目指します。

共通基礎科目
情報学の幅広い専門知識と専門科目を身につけるために、共通基礎科目、情報基礎科目、キャリアデザイン科目を設置しています。
全学生対象の共通の基礎科目を、「基礎演習」、「総合基礎」、「知識創造」、「実用語学」に分類し履修します。
また基礎演習(少人数によるゼミナール形式)も行います。
「情報基礎科目」では、 情報環境を駆使しながら、収集、活用、編集、発信方法といった情報を使いこなす力を身につけ、「キャリア支援プログラム」では、 自分の特徴とは何か?自分に合った進路とは何か?を探るキャリア支援プログラムを実施。

「基礎演習」 総合情報学部で学修する知識や技能を体系的に身につけるために、学習動機付けを促進したり、コミュニケーション能力や創造的な思考力・理解力を育むために、参加型少人数授業を実施。
「総合基礎」 高度な科学技術知識を総合的に習得し、これを情報社会で活用できるようになるために必要な教養的知識や基礎知識について身につけます。
「知識創造」 初年次教育における「基礎演習」での学びに加えて、学部・学科の教育内容に興味を持たせ、その後の教育プログラムにうまく乗せていくために、体験型学習による能動的で自律的な学習態度への転換を促す授業を実施します。さらに、クリティカルシンキングやコミュニケーション能力など大学で学ぶための思考方法についても習得します。
「実用語学」 「全学共通科目」で学んだ、国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力に加えて、情報社会に通用する国際的に通用する最低限のコミュニケーション能力を、コンピュータおよびビジネス分野に限定して習得します。
「情報基礎科目」 情報化社会を生きていくために必要となる、情報に関する基礎的な知識を身につけます。
「キャリアデザイン科目」 キャリア支援を実施するとともに、インターンシップも支援します。
キャリアデザイン科目について «Jナビ(J総合的キャリア教育)≫
大学生活のなかで「なりたい自分」や「なれる自分」について考え、「満足いく進路(就職,進学など)選択」ができるように、「職業意識の醸成」、「就職支援」、「対人能力強化」および「現代実学主義を目指す専門教育および基礎能力強化」を4本柱とする「Jナビ(総合的キャリア教育)」を実施。カリキュラムと連動して、1年生からなりたい将来像をイメージし、キャリアをデザインできるように工夫されています。

「キャリア・就職支援」について詳しくはこちら

学部を横断して視野を広げる
総合情報学部生と看護学部生がともに履修する2つの必修科目(「情報モラルとセキュリティ」「情報リテラシー演習」)と「コミュニケーション論」の他に、看護学部の履修科目の「人間工学」や「医療リスクマネジメント」「社会イノベーション」などの履修許可科目があり、+αで幅広い視野を身につけることが可能です。

PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader® が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

専門知識がなくても安心の学びが楽しくなる充実のサポート
(総合情報学部 2年 男子)
入学前は情報学の知識もスキルもない状態だったので、授業についていけるか不安でしたが、先生方が丁寧に教えてくださったので、すぐに不安は払拭されました。「学びたい」「知りたい」という意欲や関心があれば、ゼロからでも学べる環境が整っていると実感しました。私は1年次からプログラミングの習得に力を入れており、2年次の今は高度かつ長い記述になり、勉強量も増えました。大変ではありますが、自分が興味のあることなので、勉強にもやりがいを感じています。将来は、すべての人が安全・快適にインターネットを利用できるようなセキュリティ技術の確立に貢献したいと思っています。

專門教育科目

専門基礎科目を、「共通」、「情報システム」、「数理情報」、「社会情報」に区分。
專門教育科目 専門基礎科目 共通 必修
情報システム 選択
数理情報 選択
社会情報 選択
専門応用科目 情報システム 選択
数理情報 選択
社会情報 選択
卒業研究 必修
共通
専門基礎科目に配当する「共通」科目では、選択した学系を学んでいくために、「総合情報学」の導入教育や選択した学系の入門科目を設置しています。
少人数のグループによる活動を通して、コミュニケーション (読む、書く、話す、聞く、問う、議論する)能力を高め、協調性や責任感等を養います。

情報システム学系
情報システム学系では、社会のニーズに応える情報システムを構築するために、情報システムに対する深い関心と理解を持ち、その構成要素と要素技術に関する知識を学び、これらの統合によりシステムとして纏めあげていく技術を学ぶ必要がある。これらを実現するために、専門教育科目を「専門基礎科目」、「専門応用科目」、「卒業研究」に分類する。
また、教職課程の高校一種「情報」免許取得を可能とする。

数理情報学系
数理情報学系では、情報社会における様々な問題を、数理的手法とコンピュータ技術を駆使して合理的かつ効率的に解決できる実践的な能力を習得する必要がある。これを実現するために、専門教育科目を「専門基礎科目」、「専門応用科目」、「卒業研究」に分類する。
また、教職課程の中高一種「数学」免許取得を可能とする。

社会情報学系
社会情報学系では、社会のニーズに応える社会情報を構築するために、社会情報に対する深い関心と理解を持ち、情報表現、情報分析、メディア文化、経営学、心理学、および、スポーツ科学に関する知識を学び、これらの統合により新たな価値の創造ができるよう学ぶ必要がある。これらを実現するために、専門教育科目を「専門基礎科目」、「専門応用科目」、「卒業研究」に分類する。

SAの先輩の丁寧なサポートで、プログラミングの理解が深まった
(総合情報学部 1年 男子)
学系を選ぶ際には、プログラミングについて詳しく学べる情報システム学系を選択しました。しかし、入学時にはプログラミングの知識はまったくなかったので、最初は覚えることが多く大変で、不安もありました。授業も難しく、ときにはついていけないと感じることもあったのですが、そんなときに丁寧に教えてくれたのが、SA(Student Assistant)として授業のサポートに入っていた3、4年生の先輩方でした。わかりやすい説明で理解も深まり、プログラミングへの興味や勉強のモチベーションもぐんと上がりました。これからさらに専門的なことを学んでいくのが楽しみです。