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生命・環境科学研究室




ICTの力で健康で豊かな未来を実現
人間を取り巻く環境の変化は、私たちの身体や生活に多くの影響を及ぼしています。健康で豊かな未来をより確かなものとするためには、生命や自然環境に関わる現象を理解し、その理解に基づいた技術開発が必要です。
本研究室では、生命を維持するために重要な生体分子の構造や機能の理解、人間の活動を支える基盤となる森林などの自然環境に関する課題の把握、農作物の健やかな成⾧を促すための技術開発などを行っています。



学びのキーワード

バイオインフォマティクス

病気の治療薬を効率的に開発するために、生体分子のデータベースやそれを解析するアプリケーションを開発し、解析によって治療薬が標的とする生体分子の構造や機能を解明します。

生態系モニタリング

ドローンによるリモートセンシングやフィールド調査で得たデータを統計的に解析し、その結果を地理情報システムで地図化することで、生態系の⾧期的変化の要因を明らかにします。

スマート農業・精密農業

ドローンに装着したセンサーによって農作物の状態を素早くモニタリングし、得られたデータを解析することで、生育段階による収穫量の推定や病虫害の予防をすることができます。

その他のキーワード


生体分子間相互作用予測、AI・機械学習、空間情報科学、無人機(UAV, UGV)とICT etc.

学びの3ポイント

POINT1

健康で豊かな未来のために

人々が健やかで豊かに生きられる世界の実現に向け、生体分子機能の解明と応用、生活環境や自然環境の向上、農作物の安定供給などのために活躍できる人材を育成します。

POINT2

Why? How? を重視

生命や環境における現象がなぜ、どのようにして生じたのかを知ることが重要です。そこでデータ解析技術とともに、その現象に関する知識の習得と理解を重視します。

POINT3

センシング技術やAIを活用

森林や耕作地の状態などを明らかにするために、人間の目では見られないものを可視化するセンシング技術やAIを活用しています。

担当教員 研究テーマ

● 富田 瑞樹 教授
空間情報科学に関する技術を用いた生物多様性・生態系モニタリング
● 朴 鍾杰 教授
デジタル画像を用いた機械学習による画像の認識,解析及び予測
● 村上 洋一 准教授
生体分子間相互作用の予測手法・創薬支援システムの開発
● 田中 啓介 准教授
次世代シーケンサーを利用したゲノム解析技術の開発と応用

研究内容例

生命現象の本質を理解し、人々が健やかに生きられる未来へ

村上 洋一 准教授
「高い壁の向こうには新しい発見と可能性が広がる未来がある。」

新しい薬をつくり出すことを「創薬」といいますが、実用に至るまでに10年以上の歳月と膨大な費用、そして多くの労力が必要とされています。また創薬の成功確率は極めて低く、多くの失敗が積み重なった先に1つの新薬が誕生します。こうした現状で注目を集めているのが、ICTを駆使した創薬。膨大な生体分子間相互作用データを分析・解析し、創薬の標的となる有効な生体分子を発見したり、それをAIに学習させることで、生体分子上で機能的に重要な部位を特定したりすることなどが行われています。さらに将来は、ICTを活用して、病気の原因となっている特定の生体分子だけを選択的に作用する新しい薬を短期間で確実にデザインすることもできるかもしれません。ICTの活用は創薬を劇的に変化させる可能性を秘めています。

研究室コラムもあわせてチェック


卒業論文テーマ例

  • 機械学習によるキャベツの生育モニタリング
  • 機械学習による農作地の雑草判別
  • ドローンによる震災後の植生変化の把握
  • 外来種の分布拡大の予測
  • 脳波計を用いたニコチン依存度の計測
  • 抗原決定基の物理化学的な特徴解析

目指す資格・進路

資格

  • G検定(AI実装関連資格)
  • Python3 エンジニア認定 基礎試験
  • Python3 エンジニア認定 データ分析試験
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者

進路

  • システムエンジニア(SE)
  • データサイエンティスト
  • 航空測量業界
  • 環境コンサルタント
  • 大学院・研究者

データサイエンス基盤研究室

心理学研究室