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センター長挨拶/Message from Director


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  • ヘルスケア実践研究センター

出典 平成30年高齢社会白書{概要} 内閣府{Web}

日本人の2020年の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳で、いずれも過去最高を更新したそうです。健康寿命《/太という言葉をご存じでしょうか? 健康寿命とは平均寿命から、寝たきりや、認知症などの介護を受ける期間を抜いた期間です。
 
この図の健康寿命は、男女とも70歳代ですが、平均寿命健康寿命の差があります。このことは、寝たきりや認知症で介護を受ける期間が男性では8年、女性では12年であることを示しています。寝たきりや認知症の期間を短くして介護を受けないでいられる期間を長くすること、つまり健康寿命の延伸は日本の課題です。

寝たきりの原因は、
第1位 認知症
第2位 脳血管疾患
第3位 高齢による衰弱
第4位 転倒、骨折
となっています。これらの予防のためのヘルスケアには健康について情報を得て、自分の身体のために必要なことを実行していくことが大切です。
 
また、認知症予防では
・運動や身体活動を活発にすること
・食事に気をつけること
・豊かな社会生活を送ること
が大切だと言われています。そのため、ヘルスケア実践研究センターでは認知症予防のための健康プログラムの配信など学習促進の研究や、若者や働き盛りの人々と高齢者の方々が交流する等、実践的な研究を進めていきたいと思います。この多世代間交流によって、コミュニテイの絆がより強くなっていくことも目標しています。また、本センターでは、地域の皆様と協力しながら健康寿命の延伸という課題解決や、認知症や脳血管疾患の後遺症などを患いながら暮らしている方々が地域内で安寧に暮らせるような支援に貢献したいと思います。

本学は 看護 と 情報 に関する2学部があることが特徴です。そこで、この実践的な研究も総合情報学部の先生方のご協力も得て、ITを活用し場所や時間に縛られない形での学習や交流ができる方法についても研究していきます。そして、専門の方々の底力をつけることの支援や、地域の防災計画の支援など様々な研究推進を行っていきます。

このように、ヘルスケア実践研究センターは様々な場面でのヘルスケアに関しての実践研究を地域の市民の方々、専門家の皆様と一緒に進めていきたいと考えておりますので、どうぞ、皆様のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。


東京情報大学看護学部   
ヘルスケア実践研究センター
センター長 金子 仁子