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子どもの未来を支えるコミュニケーション能力を育てる


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原田恵理子教授のコラム

コミュニケーション下手は性格のせいではない
 コミュニケーションとは、「相手を傷つけることなく、お互いの考えや気持ちを伝え合う」こと。重要なのは、相手を傷つけない思いやった言動をする、どちらかが一方的に伝えるのではなく相手も自分もきちんと自分の言葉で伝え合うということである。
 「子どもたちの中には、引っ込み思案だから、人見知りだからと性格のせいにし、対人関係を否定・拒否したり、ネット上のコミュニケーションにのめりこんでしまったりする人がいます。しかし、コミュニケーションの苦手さは性格のせいではなく、むしろ、学ぶ機会がなかった、間違えたやり方で覚えてしまった、経験不足などが原因になることが多いのです。そして、コミュニケーションの難しさの背景には、10代ならではの特性とネットの利用があげられます」と話すのは教職課程を担当する原田恵理子教授だ。

子どもの未来を支えるコミュニケーション能力を育てる

コミュニケーションの難しさ
 小学校高学年から中学生にかけては、体が大人になっていく大きな成長の変化(第二次性徴期)がある。相手や先のことを考えた行動ができるようになる一方、周りを気にしすぎて自分の意見とは別のことを言ってしまうなど、周囲の目や他者からの評価がとても気になる時期でもあり、他者とのコミュニケーションが大きなストレスになる場合がある。
 また、コミュニケーションが難しくなる理由として、ネット利用も大きな要因のひとつといわれている。今の子どもたちは、生まれた時、あるいは物心がついた時からインターネットやパソコンなどが当たり前にある環境で育った、いわゆるデジタルネイティブ世代。内閣府(2020)の調査でも、中高生の1日のスマートフォンの平均利用時間は2時間を超え、コミュニケーションの利用に使われていることが分かっている。
 また、総務省(2020)の調査ではLINEは94.9%、YouTubeは97.1%が利用し、利用している生徒は利用していない生徒に比べ、ネット依存の傾向が高く、また、ソーシャルメディア内での人間関係での悩みや負担を感じる割合が高いことが報告されている。
 「LINEなどのSNSの利用は、コミュニケーションのツールとして欠かすことのできないものとなっている一方で、ネットいじめなどの友達関係におけるトラブルが増加しているのも現状で、大きな問題になっているのは言うまでもありません」
思いやりこそがコミュニケーションのポイント
「これからの子どもたちは、対面上のコミュニケーションとLINEなどソーシャルメディアを利用したネット上のコミュニケーションのどちらも重要であるため、バランスよく育むことが大切です」と原田先生。
 対面上、ネット上であれどちらにおいても、コミュニケーションで重要なのは「相手を思いやる」ことであり、この思いやりが発揮できればトラブルやいじめを抑制できるとされている。
 「相手の立場に立ってそのメッセージを自分事として考えながら相手に伝え返すなか、最終的にはともに確認しあうことが、バランスの良いコミュニケーションになります。そのために、相手の立場を思いやって『話す』、相手の気持ちを共感して『聴く』ということを普段の生活から意識的に取り組むことでコミュニケーション力を高めたいものです」

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