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看護師



多様な領域を横断し確立した「看護師像」

国保旭中央病院

笠原 嵩斗
2021年 看護学部 看護学科 卒業
千葉県/木更津総合高等学校 出身



目線を合わせ、共感の言葉を伝える
看護師である父と同じ道を目指し、本学を志望。
病院や支援施設など多様な実習先があるだけでなく、地域包括ケアに貢献する看護師の養成を理念に掲げていることに魅力を感じました。
入学後すぐに実習服に袖を通して臨んだ看護演習によって、看護学生としての自覚が芽生えました。
訪問看護の実習で目の当たりにした、地域で働く看護師さんの姿が印象に残っています。その後、高齢者看護や精神看護、救急医療の現場など多様な領域を横断し、一つひとつの学びや経験によって、自分のなかで将来の看護師像が確立しました。

卒業後は、総合病院へ入職し、現在は泌尿器科に勤務しています。
膀胱腫瘍や前立腺がん、前立腺肥大症などの手術を待つ患者さんの受け入れや、清潔ケア、医療処置に取り組んでいます。
業務中は、病気や手術に対する不安を少しでも減らせるように、患者さんやご家族の方と信頼関係を築くことを重視しています。
さらに経験を積み、スキルを高め、理想の看護師像を追求していきます。

清潔ケアやベッドメイキングなど、本学の学びは仕事に活きています。短い期間でも患者さんと信頼関係を築けるよう心がけています。

08:30 業務開始。担当する患者さんへ挨拶
09:00 清潔ケア(体をふく、おむつ交換)、床ずれの処置など
10:00 点滴の準備、検温やバイタルチェックなど
11:30 昼休み
12:30 退院支援カンファレンス
13:00 尿検査や記録など
14:00 当日に入院する患者さんの対応 
16:00 点滴の準備や夜勤との引継ぎなど
17:15 業務終了

情報大を選んだ理由

看護師を志すなかで、専門学校という選択肢もありましたが、学業として多様な領域の看護学を修得したいと考え、東京情報大学の看護学部を選びました。
病院中心から地域密着型の医療や看護が求められる時代になり、訪問看護や在宅医療についての知見を深めたいとの想いもありました。

入学後、さまざまな領域の看護学に触れ、実習によって経験を積み、興味をもったのが精神看護。卒業論文は「うつ病と統合失調症」をテーマに研究を深めました。

大学時代の思い出

在学時に参加した、医療福祉同好会で東北の被災地に訪問

在学中は、2年次から医療福祉同好会に参加し、東日本大震災の被災地に訪れたことが印象に残っています。
他学年との交流を深めながら、看護学生として被災者の方々に何ができるのかを考え、仮設住宅に住む高齢者の方々に足浴や肩もみなどをさせてもらいました。

一緒にごはんを食べながら、被災者の方が震災当時のことを話してくださり、価値観が変わるほどの忘れられない経験になっています。
看護学生として、人に寄り添うことの大切さを実感した思い出です。