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保険会社(支社長)


自分の価値がそのまま評価されるフィールドで力を試したかった

プルデンシャル生命保険株式会社

田中宏治
1994年 経営情報学部 情報学科
(現・総合情報学部総合情報学科)卒業
富山県/滑川高等学校 出身
情報大卒業後、IT企業のエンジニアとして活躍しつつも、どこか煮え切らない気持ちを抱えていた田中さん。そんな彼が大きく飛躍することになった転機は、卒業後10年が経ち、32歳で現在の会社に転職したことでした。現在は20人以上のメンバーをマネジメントする支社長として活躍する田中さんにとって、「仕事」や「働くこと」の根底にある想いとはどのようなものなのでしょうか。

田中さんの現在のお仕事について教えてください。

まず当社についてお話しましょう。多くの方が生命保険に入る目的は、大切な人を守るためです。しかしその人に合わない保険に入っていたため、万が一のときに役に立たず、「大切な人を経済的に守る」という目的を果たせなかった、ということがしばしば起こります。そのような状況を無くしたいと私たちは強く願っています。ライフプランナー(生命保険の営業職)がお一人おひとりの話を伺い、オーダーメイドでその人や会社に合った保険を提案するのが私たちの会社です。
現在私は支社長として、支社で働く20名ほどのライフプランナーのマネジメント、そして新規採用、育成を担当しています。

現在の会社でお仕事をされるきっかけはどのようなものだったのですか?

前職はIT企業で、10年間エンジニアとして働いていました。周囲から評価されるような結果を出し、役職も順調に上がっていきました。しかし、いくら結果を出しても、社内にどこか「学歴の物差し」のようなものがあるように感じ、それに対してコンプレックスを抱いていました。「そのような物差しに関係なく、自分の発揮した結果・価値がそのまま評価されるようなフィールドで力を試してみたい」と思っていた矢先、プルデンシャルから誘いを受けたことが入社したきっかけです。
前職では人に自分の出身大学名を言うのが嫌だったのですが、プルデンシャルではどこの大学の出身かはまったく関係ないので、大学名を言ってきょとんとされるのが逆に嬉しいですね。

情報大在学時の田中さんはどのような学生でしたか?
情報大で学んだことで、今役立っているのはどのようなことですか。

情報大では硬式野球部に所属しながら、大学の授業にも欠かさず出席していました。
大学で学んだことは、創意工夫をして自分にとって望ましい環境をゼロから自ら作り出すということです。私が情報大に入ったのはまだ開校して3年目だったので、今と違って、勉強にしろ、部活にしろ、さまざまな面で環境が整っていませんでした。そこで、仲間と協力して創意工夫しながら一つずつ環境を作っていくというのは良い経験になりました。当時は大学全体にそういう雰囲気があったように思います。

田中さんが仕事をしていく上で大切にしていることは何ですか?

この会社ではプロフェッショナルであることが強く求められます。私は支社長として、誰よりも圧倒的に働くということを自分に課しています。この会社に入ってくる多くの人は、上場企業で活躍しながらも、自分がもっと本気で取り組めるフィールドを求めてやってきます。そのため仕事に対して手を抜くような雰囲気は一切ありません。全員が自分の力を100%発揮して毎日コツコツと努力し続けるような職場であるよう、まず自分の姿勢でそれを示したいと思っています。

田中さんにとって「働く」とは何ですか。

私は、働くことは社会貢献だと信じています。
「働く」とは、はたを楽にする。つまり周りの人を楽にすることが「働く」ということです。
仕事を通じて、社会や人の役に立てる人でありたいと願っています。

それは仕事以外でも同様です。
当社はボランティアに積極的で、さまざまな活動を行っています。私も骨髄バンクに登録し、これまで骨髄の提供を2度行いました。

手術が終わった2ヵ月後に、骨髄を提供した子どもから「学校に通い始めました。いただいた命なので社会貢献できる大人になりたいです」と書かれた手紙をもらったとき、勝手に涙が溢れてきました。人の役に立てて本当によかったと感じました。こういうことをしたくて自分はこの世に生まれてきたんだと感じました。
これは仕事にも通じるもので、マネージャーとしてメンバーが自己実現するために背中を押すことに今はやりがいを感じています。私の生き方そのものが、他の人の人生に良い影響を与えるものでありたいと思っています。

進路について考えている高校生や大学生のみなさんへメッセージをお願いします。

進路で迷うことがあったら、考えられる選択肢の中で一番辛い道を選んで欲しいと思います。なぜならその道が一番自分を高める可能性があるからです。そのようにして飛び込んだ環境の中で、日々できる限りのことをやり続けていくことが大切です。

私の大切にしている言葉に「凡事徹底」というものがあります。当たり前のことにも、とことんこだわってやりぬく、という意味です。
そういった姿勢を大切にしてください。

私は、極論すれば大学はどの大学に行っても社会に出てからは同じだと思っています。どの大学に入るかということよりも、大学に入ってからの4年間でどれだけ頑張って力を伸ばせるかが大事だと思います。たとえ自分の希望する大学に入れなかったとしても、自分の弱さを認め、そこから成長するためにできる限りのことを日々やり続け、実力をつけていけばいいのです。
また、仕事をする上で、会社に所属しているか、個人で仕事をするかは関係なく、自分個人がどう働くかが重要だと思います。大学や会社の看板に頼るのではなく、「自分」という看板を作り上げられる人にぜひなってください。

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