サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティの専門チームを牽引。その原体験は大学時代に
伊藤忠サイバー&インテリジェンス株式会社
石丸 傑
2006年 総合情報学部 情報システム学科(現・総合情報学科) 卒業
2008年 総合情報学研究科 修士課程 修了
新潟県/新潟県立長岡商業高等学校 出身
多様化するサイバー攻撃を防ぐために
卒業後に入社したのは、コンピュータセキュリティ企業の株式会社カスペルスキー。最先端のサイバー脅威を分析・調査する世界で40人のGlobal Research and Analysis Teamに唯一の日本人として参画し、同社に約15年在籍しました。
40歳という節目を迎えたこともあり、2023年に伊藤忠サイバー&インテリジェンス株式会社の社員第一号として入社。現在は、エグゼクティブサイバーセキュリティリサーチャーとして、伊藤忠グループや関連企業500社以上をサイバー攻撃の脅威から守る専門チームを牽引しています。マルウェアの解析や調査、インシデントハンドリング(予防・対策)など業務は多岐にわたりますが、アセンブリ言語の知識を培った情報大の授業は仕事の下地になっています。学内でマルウェアの発生源を友人たちと探索した経験など、情報大で過ごした時間の中に今につながる多くの原体験があります。
2006年 総合情報学部 情報システム学科(現・総合情報学科) 卒業
2008年 総合情報学研究科 修士課程 修了
新潟県/新潟県立長岡商業高等学校 出身
多様化するサイバー攻撃を防ぐために
卒業後に入社したのは、コンピュータセキュリティ企業の株式会社カスペルスキー。最先端のサイバー脅威を分析・調査する世界で40人のGlobal Research and Analysis Teamに唯一の日本人として参画し、同社に約15年在籍しました。
40歳という節目を迎えたこともあり、2023年に伊藤忠サイバー&インテリジェンス株式会社の社員第一号として入社。現在は、エグゼクティブサイバーセキュリティリサーチャーとして、伊藤忠グループや関連企業500社以上をサイバー攻撃の脅威から守る専門チームを牽引しています。マルウェアの解析や調査、インシデントハンドリング(予防・対策)など業務は多岐にわたりますが、アセンブリ言語の知識を培った情報大の授業は仕事の下地になっています。学内でマルウェアの発生源を友人たちと探索した経験など、情報大で過ごした時間の中に今につながる多くの原体験があります。
マルウェアの調査や解析とともに、専門チームのマネジメントにも力を入れています。専門性が高いため、難しい面もありますが同時にやりがいもあります。
【1日の流れ】
06:30 出社後、メールやスケジュールの確認
07:00 サイバー攻撃の調査
09:00 チームミーティング
10:00 セキュリティアラートの作成、管理
11:00 セキュリティーオペレーションの処理
12:00 昼休憩
13:00 マルウェアの解析、サイバー脅威の検知
15:00 不正アクセスに対するインシデントハンドリング
16:00 チームミーティング、情報共有など
17:00 退勤
情報大を選んだ理由
高校時代にオンラインゲームに熱中し、自分の手でゲームを作りたいと考え情報大を志望しました。情報分野を多角的に学ぶ中で、アセンブリ言語の授業は、セキュリティ分野で働く上で欠かせない知識です。人の言葉を機械に伝えるのがプログラム言語であるならば、機械の言葉を読むために必要なのがアセンブリ言語。あの授業がなければ、マルウェアを解析する今はなかったのかもしれません。
大学時代の思い出
技術習得のために友人たちと参加した課外講座での出来事です。その時、私たちが使うPCからコンピュータウイルスが発生している可能性があることが分かり、自分たちで感染ルートを探索。発生原因を突き止めたあの時が、セキュリティへの興味が芽生え瞬間であり、その後の人生につながる原体験であったと思います。卒業して約20年経ちますが、先輩や同級生と交流は今も続いています。